ズワイガニブランド

ズワイガニ(楚蟹、学名 Chionoecetes opilio) は、十脚目ケセンガニ科(旧分類ではクモガニ科)のカニ。ー引用:Wikipedia ズワイガニ

通販などで食用として流通しているズワイガニは生物学的に言えば1種類です。

しかし、捕れる場所やサイズ、オス・メスによって、味や風味が変わり、それぞれの産地でブランド化されています。

産地とブランド名を知ることで、ズワイガニ通販を利用する上で選択肢が広がり選ぶ楽しみも得られますよ。

ズワイガニの産地

ズワイガニにはいろいろな種類があり、産地によって名称やブランドが異なります。

日本海から北海道沖で捕られるのが主流で、太平洋側でも少し獲れます。

都道府県で見ると最も多く水揚げしているのは兵庫県で、次いで鳥取、石川、福井などとなります。太平洋側では福島県が有名です。

平成22年の漁獲量

都道府県 漁獲量
兵庫 1,349t
鳥取 1,233t
石川 596t
福井 516t
新潟 237t
北海道 206t
福島 201t
島根 187t
京都 100t

ズワイガニのポーション

ズワイガニのブランド

産地やサイズ、オス・メスの違いによってブランド化されたズワイガニは、価格も違えば味も違います。

同じズワイガニとして流通させるよりも、ブランド化して名産品とすることで、市場価値も上がるし、観光地であれば観光客の流入にも役立ちます。

ブランド化されたズワイガニは、産地はさることながら、大きさや重さ等によって厳格に仕分けされています。

以下では産地とブランド化されたズワイガニの名称・呼称を紹介します。

[ズワイガニ/ブランド]松葉ガニ

有名な松葉ガニは鳥取や島根、兵庫県などで水揚げされるズワイガニの名称です。

オスとメスでも違いがあって、島根や鳥取などではメスのことを「親ガニ」とか「子持ちガニ」などと呼んでいます。

脱皮したての殻が柔らかいオスは高級食材で「若松葉ガニ」と言われています。

ちなみに松葉ガニの名前の由来は、脚の形状が松の葉みたいだから、刺身をほぐすと松葉っぽいから、カニを松の葉と一緒に茹でたから、などいろいろあります。

兵庫県但馬地方が産地の松葉ガニ

兵庫県の中でも特に但馬地方で捕れるズワイガニは松葉ガニと呼ばれています。松葉ガニはオスのみの呼称で、メスは「セコガニ」「親ガニ」などと分けられます。

ブランドの松葉ガニは漁港名のタグが付いており、色によって漁港が分けられています。

香住港・・・黄緑色
柴山港・・・ピンク色
津居山港・・水色

上記の産地でズワイガニが捕れる時期は11月上旬~3月中旬頃です。相場は1kgあたり1万円前後になります。通販ではあまり流通しておらず、主に観光に訪れた人が現地で購入するか、現地で食べるかでほとんど消費されます。

島根県が産地の松葉ガニ

島根県の漁場は陸から近く、隠岐諸島近海で水揚げされています。潮の流れがきついので、丈夫で身の詰まった松葉ガニが捕れます。

松葉ガニでも特に島根県で捕れるものは「隠岐松葉ガニ」として、さらに細分化されて呼ばれることもあります。

島根県の松葉ガニにも規格に合格したものはブランドタグが付けられて、1杯2万円ほどの値が付くものもあります。

こちらもあまり通販では流通せず、地消地産で観光客や地元の旅館やホテルなどがメインで提供されます。

鳥取県が産地の松葉ガニ

鳥取県のカニの総水揚げ量は、実は北海道に次いで2位となっています。松葉ガニだけで言えば全国で1位となっています。小学校の給食で松葉ガニが出るのはテレビでも有名ですよね。

鳥取県の松葉ガニは鳥取港・綱代港・境港が有名です。甲羅のサイズが11㎝以上などの基準を満たしたものだけが、松葉ガニブランドとしてタグが付けられます。

また、鳥取県の松葉ガニは「鳥取松葉ガニ」と呼ばれ、他の産地の松葉ガニと区別するような呼称もあります。相場は1杯1万5千円前後で、こちらも通販ではあまり流通せず、現地の料亭や旅館・ホテルなどで提供されるものがほとんどです。

[ズワイガニ/ブランド]京都が産地のブランド・間人ガニ(たいざがに)

京都の北部、丹後半島で獲れる松葉ガニのことを「間人ガニ(たいざがに)」と言います。ちなみに松葉ガニはオスのみで、京都ではメスのズワイガニを「コッペガニ」と呼びます。

間人漁港では11月頃に漁が解禁されます。間人ガニは推進300メートルほどの浅めの海に生息しており、小型の漁船でしか漁ができず、天候に左右されやすいため、水揚げ量も少ないので、ズワイガニの中でも高級とされています。

食通の間でも「幻のカニ」と称され、価格も1杯4万円以上の値が付くものもあります。

さらにサイズや重さ、色や形によってさらにランク付けされ、最高ランクの間人ガニには緑色の証明タグがつきます。

こちらも水揚げ量自体が少ないので通販で流通することはあまりなく、現地で食べるのが主流となります。

[ズワイガニ/ブランド]福井県が産地の越前ガニ

越前ガニは越前海岸沖で獲れるオスのズワイガニのことをいいます。天皇陛下にカニを献上することから「献上ガニ」としても知られています。そのほか三国や敦賀、小浜港で水揚げされるものも越前ガニです。

ちなみにオスが越前ガニですが、メスは「セイコガニ」と呼ばれます。セイコガニの内子(うちこ)は珍味としても重宝されています。

日本海の荒波にもまれた越前ガニは全長が40~60センチくらいあり、立派な爪と太い脚が特徴で、高級ブランドガニとして認知されています。

越前ガニには黄色いタグが付けられていて、相場的には1杯2万円前後となっています。

[ズワイガニ/ブランド]石川県が産地の加能ガニ

石川県の主に加賀市、金沢市、志賀町、輪島市、珠洲市で捕れるオスのズワイガニを「加能ガニ」ブランドと呼ばれます。加賀と能登の地名を1文字ずつ取って付けたブランド名です。

石川県の蛸島や輪島、橋立港で捕れる加能ガニで、甲羅の大きさが9センチ以上の規格に合えば水色のタグが付けられます。

メスのズワイガニは香箱ガニ(こうばこがに)と呼ばれ、サイズは小さいですが、オレンジ色の内子(卵)が珍味として人気があります。

[ズワイガニ/ブランド]京都の舞鶴が産地の舞鶴かに

舞鶴港で捕れるズワイガニのオスは「舞鶴かに」と呼ばれます。京都の丹後半島の沖合で、穏やかな潮の状態の時だけ漁がおこなわれます。

舞鶴かには茶褐色で大きな甲羅が特徴で、ブランド規格に合ったものは緑色のタグが付けられます。

通販ではなかなか流通せず、地元の料亭やホテル・旅館などで振舞われます。お土産として買う場合は相場が1杯5,000円~30,000円まで時期によって変動します。高級な部類に入りますね。

[ズワイガニ/ブランド]兵庫県豊岡市が産地の津居山ガニ

兵庫県の津居山漁港で捕れたズワイガニは「津居山ガニ」というブランドになります。

津居山ガニは漁港から割と近い場所で捕れるので、鮮度が保たれたまま水揚げされます。一定のサイズ要件を満たしたズワイガニは、津居山ガニとして青色のタグが付けられ、ブランドとして売られます。

11月から12月が津居山ガニの最盛期で、この時期に食べに行くのが狙い目です。地元では即売会など各種イベントも大々的に執り行われ、観光地として食べに行く人も多いです。

[ズワイガニ/ブランド]兵庫県美方郡香美町が産地の柴山ガニ

兵庫県の柴山漁港で水揚げされたオスのズワイガニを「柴山ガニ」と呼ばれます。

柴山漁港で水揚げされたズワイガニは、甲羅のサイズや色などの項目でチェックされて、クラス分けされます。そのなかでも特に大きいズワイガニは最高級ランクとしてゴールドのタグが付けられます。

柴山ガニも通販では流通は少なく、地元の名産店や、お食事処、ホテルや旅館などで食べるのが主流になります。値段はランクにもよりますが1杯1万円~3万円くらいです。

[ズワイガニ/ブランド]兵庫県が産地の香住ガニ

兵庫県で最も有名なのが香住漁港で水揚げされる「香住ガニ」です。水深500~1600メートルと深いところに生息していて、底引き網漁ができないので、かご漁が主流です。

漁期は比較的早く、9月頃から始まります。水揚げ量も多く、比較的ズワイガニの中ではリーズナブルな方です。

ただ、やはり通販ではなかなか流通しておらず、現地のホテルや旅館、料亭などで提供されます。現地ではそれほど高くない料金で食べられるので、観光地としても人気です。

[ズワイガニ/ブランド]山形県庄内が産地の芳ガニ

山形県の庄内地方で獲れるズワイガニのオスは「芳ガニ」というブランドで流通しています。

有名なのは由良港で、ズワイガニの漁は10月頃から割と早めに始まります。芳ガニは底引き網漁で獲ります。

ちなみにこの地方でのメスのズワイガニは「メガニ」や「クボガニ」と呼ばれています。

通販でも一般的にもあまり芳ガニは有名ではないですが、地元に行けばたくさん食べられており、高級なズワイガニですから、観光などに行ったときには食べてみてください。

[ズワイガニ/ブランド]新潟が産地の越後本ズワイ

新潟県も日本海に面していてズワイガニの漁が盛んにおこなわれています。しかし、最近までズワイガニのブランド化をしておらず、割と安価で流通していました。

これではいかんと、新潟県の村上市から糸魚川市までで獲れたズワイガニと、粟島浦村の漁港で水揚げされたズワイガニで、サイズ要件などを満たしたオスのズワイガニを「越前本ズワイ」というブランド化をしました。漁港は寺泊や能生などが有名です。

これから新潟に観光などで行く予定がある人は、越前本ズワイを食べてみてください。

通販では産地とブランドを確認

ズワイガニは漁獲量と流通量が多いですが、資源保護の観点から漁期が決まっています。

ズワイガニは有名な産地であればブランド化がされているので、価格も高めですが、品質は安心できると思います。

安いズワイガニというのはロシア産ですが、こちらも活きたまま輸入されることが多いので、鮮度としてはそんなに悪いものではありません。

スーパーで安く買えるズワイガニはロシア産などの外国産が多いです。

ズワイガニ通販で安心できる4店舗